霧のサンクチュアリ 東北

 私は今も家庭連合に所属しています。サンクチュアリは家庭連合を脱会させるのが目的ではありません。神様の懐に帰って欲しい、ただそれだけです。幼子の心情に返って、亨進様のメッセージを心の耳で聞いて頂き、後はご自身の意思で判断して下さい。このステージは、宗派を問わず、率直に自由に発言できる、東北版「そこまで言って委員会」を目指します。「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。」アクセスされた方の個人情報は、決して公開致しません。

息子が「統一教会では世界は変えられないよ」と言って、学生部長を辞めてしまいました。

 「お父さん、統一教会では世界は変えられないよ」。これは息子が高校三年の、学生部長をやめる時の最後の言葉です。それ以来、息子は教会に行かなくなりました。中学2年の時学生部に入った息子は、話し合える友達ができたと、喜んで通っていました。小学の時から人間関係に悩んでいた息子は、教会生活に居心地良さを感じていたらしく、夏休みには進んで修練会に参加していました。そんな息子の言葉だけに、私達夫婦の落胆は大きかった。今は大学3年生になり、表面上は仲良くしていますが、親子の間に、教会についての話ができない、大きな壁が立ちふさがっています。私達は、落ち込むだけでなく、何度も悔い改めました。夫婦が子供の前で、借金の事で何度も喧嘩をした事。学生部長時代、幼いながらも教会内部の現実を見てきた事。教会と社会の乖離を垣間見た事。etc


 祝福家庭と言いながら、理想家庭に見えない我が家の現実。神の摂理と言いながら、犯罪行為に近い伝道活動。世界摂理と言いながら、何をどのようにして世界復帰をするのか、説明がつかない献金摂理。純粋な息子の眼に映ったものは、神様の愛の世界とは程遠い、反社会的な宗教活動ではなかったのではないだろうか。何につまづいたのか、本音を言ってくれない息子の姿に、尚更私達の苦悩は今も続いています。親として、祝福家庭とて、教会員として、私達は子供達に誤った教育をしていたのではないだろうか。


 はじめて亨進様とお会いしたのは、清平修練会の合間に訪れた、本部教会の礼拝でした。御夫婦一緒に演壇に立たれ、最初は特別に日本食口に感謝のみ言を賜り、神様の愛の世界を御夫婦それぞれ笑顔一杯に語られ、礼拝堂が神の愛に満たされる、なんと麗しい、いや言葉では表現できない真の愛の世界を体験し、これが神の愛の理想家庭なんだと、涙が止めどもなく流れてきました。私が統一教会に求めていたものは、これだったんだと、私と私の背後の霊界が受け入れた一瞬でした。このような礼拝であれば、このような教会であれば、このような祝福家庭であれば、万民が受け入れる教会になるだろうと確信しました。しかし、日本に帰国してからの生活は、解決すべき諸問題が次々と襲い掛かり、夫婦、親子、教会、社会との間の歪みが生じてきて、元の木阿弥と化しました。


 お父様聖和3周年式典後に、お父様のご意志を受け継いで、二代王亨進様、三代王信俊様を立てられました。ヨナ様、他のご子女様が三代王に敬礼された時、私達の救いはここにあると実感しました。亨進様とご子女様に全身全霊で相対されるヨナ様、信俊様を三代王として敬拝しながらも、毎朝5時のご家庭での訓読会、格闘技を中心とした武道教育、過酷な自然の中で生き抜いていくサバイバル教育を徹底しておられます。ご子女様が文具一つ買うにも、アルバイトをした貴重なお金で買わせられるという、一般食口の二世でも真似ることのできないような教育をしておられ、我々一般家庭にも「子女達に、決して物を買って上げないで下さい」と叱咤激励され、「日本の祝福家庭は子供を甘やかし過ぎる」とも、忠告されました。


 天の伝統を打ち立てていかれる二代王亨進様を拝見する度、私達の家庭の再建、教会、社会の再建は、今まさに真のご家庭によって示されており、天一国は私達の足元から再出発している事を実感させられる毎日です。

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